インタビュー

Posted on 2018-04-04
同人誌専門の印刷会社経営とワイルドな趣味


サンライズパブリケーション株式会社 有限会社エクスプレス 代表取締役 中村かおり

就職されることなく夫婦で印刷会社を起こされてから30年。大阪梅田のスカイビルから少し離れた所に印刷会社とノベルティグッズを製造する会社があります。ご主人は現在高校生の娘さんが3歳の時に他界。以来シングルマザーです。母親業のために、自由全開はまだ先のようですが、非常に多趣味で、最初にお会いしたのがドローンのイベントでした。

取材/文  宮崎純代

きっかけは漫画を描いてた妹さんの同人誌

―――同人誌専門のきっかけは?

元々は、版下の仕事をやっていたのですが、漫画を描いていた妹から、これから同人誌が面白いと情報を得、同人誌イベントを見にいって面白そうだとやり始めたのです。イベントで受注用ちらしを作って営業活動をしました。機械を導入して、憶えて、最初、印刷を請けていましたが、すぐに製本もやるようになりました。そして今度は、大きな機械が必要になり、さらに導入し、そこからは、急激な右肩上がりでした。
設備や機械のための持ち出し費用が大きくて大変でしたが、社屋の立ち退きの件があってお金も入り、天六から現在のところに移ってきた経緯があります。

弊社は2社経営ですが、同人誌印刷のサンライズパブリケーション株式会社が、売り上げも人員も3分の2。大阪が本社ですが、東京に支社があります。あとの3分の1が、ノベルティの有限会社エクスプレスといった割合です。

出版社とは違うので、完全原稿(印刷作業をするにあたり、不備がなくそのまま作業を進めることが出来る原稿のこと)で入稿してもらうことと社内にデザイナーを配していません。

―――分厚くて立派な同人誌もあります。コミックマーケットでのノベルティグッズも切り離せないですね。ジャンルの傾向は?

お客様は、自費出版メインの主に手描きで漫画を描いてられる方々で、漫画、論評、オリジナルの小説などですが、二次創作が多いです。(二次創作とは、既存の作品をアレンジしたいわゆる妄想の世界を創作)これは、ボーイズラブジャンルがかなり占めています。『艦隊これくしょん』などのゲームジャンルも多いです。
漫画の社会への影響は大きくて、例えば、『刀剣乱舞』の作品で、古来の刀やお寺が注目されるようになり、非常に潤っているそうですよ。

用紙見本 クリックで拡大

デジタル化の流れと小ロット化

―――印刷会社さんもIT時代に対応するため動画アプリを作ったり、全く関係なかったジャンルに参入されるようになりましたね。創業当初からの変化は、どうですか?

今は、ドローン撮影の企画からされてる企業さんもありますね。会社情報を載せるのにドローンで社屋を撮影したものを載せませんかという提案からされている。
弊社の場合は、お客様が、完全原稿でもって発注されることと同人誌を作られる人達は、なるべくお金を掛けたくないためターゲットが異なるのですね。
同人誌が最も勢いがあった最初の頃のお客様が今は、40代から50代ぐらいになられていて業界が高齢化しているのと少子化、そして手描きからデジタルへの変遷があります。

電子書籍が出てきたときにそれに取って代わられるのではないかという話が出てきましたが、コレクターの世界なのでそれは分野としてまだ大丈夫なのです。
対抗相手はスマホによる刺激的なゲームに代表される様々なコンテンツです。ゲームで同人誌に掛けるお金が無くなったというくらいに、同人誌の世界も以前と異なるのは、「多くの楽しみの中の一つ」が同人誌になったことです。そんな動きから多角的な経営が必要になってきています。

―――漫画を描くデジタルソフトもよく使用されていますが、どんな入稿の仕方が多いですか?また可能な発注ロット数は?

Photoshopでの入稿が一番多く、描画ソフトではClipスタジオが最も多いです。イベントに向けての同人誌作りがメインですね。最小では、10冊から可能で、2万冊あたりまで受注しています。

―――社長として、母親としての想い、ドローンがお好きなことなど、趣味やライフスタイルなどを聞かせてください。

一緒に事業を起こした主人が、早くに亡くなったので、肝心な決定に、相談できる相手がいない苦労があります。社員は、社員で反対意見が言えないようですし、私を論破できる人がいないんです。
ずっとシングルマザーではありますが、悲観的に見られるのではなく、凄いママの子供だと思わせたくて、積極的に海外に行かせ見聞を広げるようにも努力してきました。

普段、仕切る立場なので、休日は、誰かのお膳立てされたものに乗っかって休息したいです。テニスやピアノ教室、決まった時間に決まったプログラムです。ドローンを飛ばしに行くのも声かけするのはしんどいので誰かの企画に乗りたい主義です。
船舶免許も持っていまして15年ほど乗ってました。子供も0歳の頃から乗っていたんですよ。そのうち船の管理も大変で5年前に手離しました。ボーリングはリーグ試合にも出たことがあるんです。

―――なかなか豪快な休日を送られてきたのですね。目下の課題は、論破してくれる人を見つけることかもしれないですね。

ぶれてますが、工場動画撮らせていただきました。

同人誌印刷 自費出版の印刷会社   https://www.sunrisep.co.jp

ノベルティグッズ   http://xpress-novelty.com

 

 

極めるWOMAN Facebook
https://www.facebook.com/womaninterview/
極めるWOMAN編集者Twitter
https://twitter.com/changeview
編集者インスタ
https://www.instagram.com/changeview/
PR : わかりやすい美容動画制作からインタビュー、対談、座談会を活用したライティング、Web制作、動画制作はChangeView
詳しくはhttp://changeview.jp


Related Posts

 

Comment





Comment