インタビュー

Posted on 2015-03-20
毎日の食空間に驚きと感動を


puella ピュエラ代表 小西真由

puella ピュエラ代表 小西真由

ケータリング事業をされている20代起業家のご登場です。puellaは食材の指定から食空間の演出まで、イベントの主旨や様々な立場のお客様に向けて柔軟におもてなし出来るのが特徴です。食を挟んで繋がる人と人とのコミュニケーション、そこから生まれる感動や思い出作りのお手伝い、いつもと違ったイベント、心に残る空間をテーマにサービス提供されています。
小西さんの起業家精神は、いつから、どのように養われていったのか、また今後の構想は?2020年に向けての新たな計画についてお話いただきました。これまで女子大生起業家として様々なメディアで取り上げられたそうですが、今春から社会人起業家、新たなステップを踏まれ今後の展開が楽しみです。

取材 文 宮崎 純代

イベント事業経験者だからこそ出来るおもてなし

———改めてですが、現在のケータリング事業の特徴と強みを話してください。

飲食店を持たずに宅配専門でやっている理由は、たとえばイベントですと婚活パーティや会社の懇親会がありますが、その催しの主旨や参加される方の年齢層や性別などに合った料理や演出をオーダーメイドで対応しています。
そこが、メニューが決まっている飲食店と違うところです。
具体的には、合コンだったら男性と女性が仲良くなるのが目的なのでどうしたら仲良く打ち解けられるか、サラダバーならトングを二人に1個付けるとか道具やその配置にもこだわります。またロシアンルーレットをもじって「たこ焼きの中に一つわさびが入っています」というようなゲームは食べることそのものが企画・イベントになります。puella_1

———食材そのものにこだわるというよりも気遣いやサプライズですね。

イベント主催者さんや参加者の方が盛り上がっていただくためのお手伝い、それが「毎日の食空間に驚きと感動を」というコンセプトに繋がります。
食材も結構ご指定があるのですよ。食材のリクエストにも対応いたします。

———トングの数にもこだわりとは女性ならではの感性ですね。

puellaは、もともと女子会から発生したのです。puellaの意味はラテン語で女の子、女性がキラキラできるような空間を作りたいということから始まっています。自らイベントを主催しながらもいろんな異業種交流や企業様のイベントにも参加していましたので、イベント事業経験者ならではの観点があるのです。

———料理は、どの調理場でされているのですか?puella_2

夜営業している店が朝と昼空いているので、そこで調理しています。
私は、飲食店で2年間以上アルバイトしていたこともあり調理師の免許を持っています。固定費が掛からずコストは抑えられていますね。

起業家ゼミで体験したサービスをゼロから作り上げる喜び

———十代の頃から起業に興味があったのですか?お父様は自営業なのでは?

父は自営をしていますが、元々は、大企業のサラリーマンでした。
私は、東京生まれで両親は香川県出身です。家族で東京にいた頃まで父は証券会社に勤めていましたが、私が小学校上がる前に会社が倒産し、香川に帰って母方の祖父が経営していた会社を引き継ぐことになりました。
そういうことがあるので安定なんて無いというのは肌で感じている部分はありましたね。

———かなり早い時期からそういうこと感じていたのですね。

ええ、早いですね。大学も経済学部だったのですけど、いい会社に入れればいいなあと思っていました。

———やっぱりそれでもみんなと同じようにいい会社に入りたいという発想だったのですね、その時点では。

大学入学の時期はSNSのミクシィ全盛期で、交流を拡げ、大学入学時期には既に沢山友人がいる状態でした。顔の広さでは負けなかったですね。
アカペラサークルに入ったり、アルバイトに精を出したり活発に活動しましたが、ひとつのコミュニティに入ると愚痴が増えてきたり、発展性が無くなってきたりして充実したなかでもいろいろ悩む日々が増えていきました。
また、経済学部といっても実践的な場が無いということにも面白みが見出せず、悶々としていました。

そんな時、起業家ゼミの一期生募集のビラを見つけました。2回生の5月です。
現役生から起業する流れを作ろうというゼミの狙いで現役の社長さんの講義や一緒にビジネスする機会が持てること、また企業のトップがどういう生き方をされているのかと思うと凄く興味を持ちました。
それで応募し選考に通りました。16人中女子が私1人でした。

早速、ゼミで、『16人の力を合わせて100万を稼ぎだそう』というプロジェクトに挑みました。

自分の経験から思うのですが、大学の受験の情報は沢山あるのですが、キャンパスライフについての情報は特に地方は少ないのです。
高校生の頃に知っておけば良かったなと思うことが沢山あります。

そこで地元の香川の高校生を連れてきて大学生活や学部のリアルな状況を座談会形式で参加してもらうバスツアーを企画しました。
母校に営業に行き、共感していただきいろいろ協力もしてもらいました。
結果、100万目標だったのがそれ以上となり大成功でした。

 

転機となった経験で軸が定まる

大学へのバスツアーに参加した高校生から沢山のお礼をもらいました。
自分が過去に困ったことを糧にしてサービスをゼロから立ち上げることは自分にとても向いていると思いました。

ゼミは、その年の1月に終わりました。

アルバイトは、その頃、めちゃくちゃやっていたのです。飲食店が主でしたが、歩合制の携帯電話の仕事も入れて月50万稼いでいたこともありました。
でも圧倒的にゼミでの事業にやりがいがありました。そこのバランスが大事ですね。

それから、ゼミの箱を出てやってみようと思った時に食生活に意識がいきました。一人暮らしだったこともありますし、料理教室もやっていました。
異業種交流で知り合った女子学生の子と意気投合し一緒に仕事し始めたりビジネスコンテストで賞金もらったりもしました。

puellaの立ち上げは2012年11月なので20歳の時ですね。puella3
立ち上げから一年ぐらいしてからケータリングをはじめました。それまでは、ケータリングそのものがまだ認識されてなかったですね。
女性ばかり7人でやっています。

———同年代の女性を見渡してみてどう思いますか?

最近はガツガツ積極的な人も増えてきたと思いましたが、女性の場合は、いざとなった時に男性よりは、尻込みする人が多いかなあと思います。
優れた素質を持った凄い人が沢山いるので、それを仕事に活かせたらいいし、もっと自信を持って欲しいですね。
起業って選ばれた人しか出来ないものだと私も思っていたのですが、実際やってみると踏む段階は同じだなと思います。
女性ならではの素質を大事にする組織を作っていきたいとも思いますね。puella4

puellaのお客様が、お客様のために、食空間を創るお手伝い

———今後の展開や目標は、何かありますか?

今度、日本家屋の一軒家を借りますので、そこでお客様が、お客様のためにおもてなし出来る場を提供できると考えています。
機材もそのまま置いてあるので使ってもらえますし、パーティ用の食材セットや様々な演出の装飾もご用意します。食材セットの通販も企画中です。

実は、私自身、田舎暮らしがしたいのです。
自分の将来を考えた時、何処に住んでどう働くかと考えたら、やっぱり地元の香川に帰りたいです。家族に恩返ししたいし、土地をどうするかとか後継の問題もあります。子育ても地元でやりたいです。

でも地元に戻って就職するとなると公務員や銀行員ぐらいしかないので私にとっては違いますし、こちら大阪でビジネスを作って香川で展開させればいいと考えていました。そうすると通販なら拠点はどこでもいいなと思いますし。
驚くことに香川県は通販の拠点になっている所が多いのです。
香川拠点の通販展開は、オリンピックの2020年に目標設定しています。
生活スタイルは、平日香川で、土日に大阪でケータリングの仕事をしたいですね。

 

20秒のPR動画

オフィシャルサイト
http://www.puellakitchen.com
フェイスブック
http://www.facebook.com/Puella1101

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