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Posted on 2017-06-28
体験型ラブドール展を満喫しながらこれからを考えた。


ラブドール

ナビゲーター 人形作家けいと 構成 ききて 宮崎純代

洗練された今風ラブドールに女性たちも興味津々

ラブドールを製造されているオリエント工業さんの40周年展覧会に行ってきました。
前日に様々なメディアで取り上げられたためか、オープン時間前に既に行列が出来ていました。
女性客が半数弱ほどでラブドールもかなり開かれたものになったんだなぁという印象を持ちました。

サイト上で見ていたラブドール商品は、そのリアルさは勿論のこと、髪型やファッションも今風で、 『まるで雑誌から飛び出てきたようでありながら身近にもいそうな美女』といった絶妙なバランスを保っており、同性の私も惹きつけられてしまいます。
やはり生で見て、触ってみたいという期待でいっぱいでした。

会場に入ると、片側にラブドールの変遷、もう片側に胸を露わにしたバニーガール姿のパーティードールがお出迎え。
早速、一杯300円。胸を揉んで片側乳首から零れ落ちるラブジュースをいただきました。
巨匠の写真以外、ラブドールの撮影は、全てオッケーでしたし、ひとりだけ触ってもいいドールがいました。まさに体験型展覧会。

そして今回のために人形作家の友人、けいとさんも一緒だったので素材に関する専門知識やマニアックな人形の世界もナビゲートしてもらいます。
(写真は2倍に拡大して見れます)

吸い込まれそうなラブドール

動画は、パーティドールの接客からラブドールを手で触るまで。唇がまさに本物のように柔らかくて感動。(パーティドールのみ声が出るので注意。54秒です)

人形作家けいとさんに感想とウンチクを聞いてみる

——— ドール作家として、今回のラブドール展どうだった?全然やらしい感じがなくてオープンで楽しかったよね?

全然やらしくない!ずっと性の問題に真摯に向き合ってこられ、ラブドールを身体だけでなく心を癒すドールとして昇華させたオリエント工業さんに敬意を表するよ。

——— たとえば、下着を着せるマネキンが固いプラスチックだとリアリティが無いなと思うのだけど、ラブドールだと ググッと胸を寄せるなんてこともキツくすれば出来るのかしら?素材が痛むかな?
ラブドールが横座りしているところを写真に撮ったんだけど、腰のところに皺が一本走ってる。人間に比べたら自然ではないんだけど、この自由度が素晴らしい。
普段シリコンドールも作ってる立場として触ってみてどうだった?

実は27cmのシリコンドール素体は持ってるんだけど、触り心地はほぼ同じ。女性の乳房は実際はもうすこし柔らかい(垂れる)ので、その部分だけは柔らかさを変えれないのかなって思ってるの。でも耐久性を考えると現段階では難しいのでしょうね。
いや、いまでも十分で、ずっと触っていたいと思った。そういやだれかが「無限ぷにゅぷにゅ」(だったかな?)というシリコン製バストを作ってたな。あれを欲しい気持ちはとてもわかるので、バストの柔らかさは今後最も期待される部分かもしれないね。

——— 人形を買う人についてはどう思う?いろんな嗜好と目的があるんだろうけど。ラブドールって進化する前は、ダッチワイフとして性的な対象だったけど、ここまでの次元にきたらいろんな活用、いや付き合い方がありそう。そして購入する人の数だけドラマがありそう。
観賞用として、誰かの代用として、プレイ的なもの、アートとして、ロボットとしてなにかやってくれる可能性等。
私のようにファッションモデルのひとりとして欲しいとかね。あのプラモデルの作り方を全部ラブドールにやらせるというサイトもすごかったね。世界的に凄いアクセスらしいけど。
(参考:http://dollroom.sakura.ne.jpわたしの好きな傑作は綾鷹)

そうそう!ドール愛好家といっても、いろんな種類があるんやけど、シリコン製を欲しがるのは断然男性でオタク系かな。
そういう人達の間ではもう10年以上前からシリコンドールが熱くて、でもあまり出回ってないから自作する人も多かったの。それでそういうオタク系男性の夢はなんといっても「ドールの胸を寄せて上げる」これに尽きるみたい。
シリコンの自作ドール(顔とかはあまり上手ではない、ボディは既製品をそのまま型取りしたものを胸だけアレンジ)のバストを寄せて谷間を作ってる人が何人かいたよ。
私も実はその一人で、樹脂製やシリコンで作ったりもしてみた。何人かは優れた人もいて、日本橋の信長書店で展示してた人もいた。その人の作品は結構かわいかったんだわ。でも他の会社のドールはボディはまあまあだけど顔がオリエントさんみたいに可愛くないからイマイチ人気でないのかな。

人形の肌の美しさや透明感を表現するには

人間の身体は部位によって柔らかさは違うから、シリコンやエラストマーで表現は難しい。シリコンだって、一応市販されてるのでも柔らかさは三段階ほどあるし、柔らかすぎるとブリード(時間が経つとべちゃべちゃしてくること)おこすし、その辺がメーカーさんの悩みどころなんやろうね。

【これは、けいと作のドール クリックで拡大】

私や人形仲間では、樹脂やシリコンに興味がある人は少ないみたい。私も昔はキャスト(硬いプラスチックみたいなやつ)や粘土で人形作ってたんやけど、私がそれをやめて(シリコンはまだあきらめてない)ビスク(セラミクス、陶器)を材料に選んだのは、たぶん他の作家さんも同様だと思うんだけど、肌の質感。これに尽きるのよ。

私の友達のドール作家たちはほとんどがアート志向。沢山作らなくてよいからとにかく美しいものを、そしていつまでも残るものを、という観点からするとやっぱりビスクになるんよね。陶器なので(割れなければ)何世紀も残る。私が一番魅かれるのはやっぱり肌の美しさかなあ。樹脂はマットだけど(シリコンはある程度の透明感はある)ビスクは釉薬がかかっているので、なんともいえない透明感があるねん。上手にやるとほんとに美しい。まあいっぺん実際のものを見たらいいと思うよ。シリコン製はもう実際見たからね。そういう理由で多くの作家さんはビスクを愛してる人が多いね。粘土も根強い人気。型取りしないから、ものすごく細かい表現も可能だから、ビスクよりもっとアート志向の強い人(絶対1点ものでないと嫌、みたいな)には人気やね。
(参考 けいとブログ http://kateydoll.net/ インスタグラム https://www.instagram.com/kate_natsuniwa/

——————————–以上、けいとさんのお話、どこまでも深堀りしていけそうです。

ラブドール展は、平日の昼間にも関わらず、会場内が沢山の人で一杯で、人の熱気で暑く息苦しくなりそうでした。
もっとじっくり眺めたかった。見足りない。ずっと見ていたい。そんな気持ちでした。
そして、顔と身体は組み合わせ出来るので顔だけの陳列もありましたが、やはり私自身がお気に入りの顔も人気あるのか先に売約済だったり、顔の重要性を感じましたね。
顔、ファッション、スタイルが、今風ですが、どの人形も、ポーズ、しぐさが本当に洒落ているというか洗練されています。グラビア風のようでそうでない絶妙なチラリズムの匙加減。
私が一番気に入った子はこの子です。このポーズといいずっと回ってくれていたので、いろんな角度からの顔とスタイルが楽しめました。(音声無しです安心20秒です)

以下内容R15です。アダルトな内容の苦手な方はここまでにしてください。ここまで読んでいただきありがとうございました。興味ある方は続きを。






しかし言っときますが、真面目であればあるほど、追及すればやはりR15的内容に行き着きます。
















体験コーナーがいくつかあり、どれも人気でしたが、最後の体験コーナーは、究極のコレ。
これは前に並んでいた女性が、茶色の布を被って女性の局部の模型(つまりオナホール)の感触を体験中のところなのです。
何故、布を被るかですが、人様に見られて恥ずかしい人もいるだろうし、ものがものだけに集中して見たり触ったりするためです。サムネイルクリックで写真全体が見られます。

布を被った前の女性がおおっと感嘆の声を上げてられました。
さあ、いよいよ自分の番です。商品サンプルを汚さないよう用意されたウェットティッシュで手を拭き布を被ります。

布の向こうにあったのは2つのオナホール。テーブルの上に並んでいます。
片方がきつめのもの片方がゆるめのもの。
指で片方の入り口を触ってみます。
さっき触った人形の唇と同じような質感、柔らかさです。ほぼ常温なので、まさに人のものといったリアル感が再現されています。

入り口に触れたので、まずは、ゆるめのオナホールに指を入れてみます。奥まで。
断面は軟骨の多少ひだを持ったような硬さ。ひだは全面に施されているようです。
次は、堅めのオナホールに指を入れてみます。奥まで。
うーん、少しきついような、でも言われないとわからないような。滑りいいようにローションが塗られているので余計わかりにくいのでしょうか。
もう一度ゆるめときつめを交互に試してみます。うん、なんとなく全体的に?でしょうかね。
列が出来ているのでと長居はできず、体験終了しました。指を抜いた時の吸い付き具合がまた生々しかったです。生きているようで。

価格は2万台。使い捨てのは何百円からあるそうなのでここにその安価なものを置いてもらって試してみたかったなあ。自社商品を宣伝されてるのでそんなことできるわけもなし。
私は、男でもないし、レズでもないし、実際問題、使えるわけでもないのに何をそんなに夢中になってしまうのか。あのリアル感に圧倒され好奇心が大きく膨らんでしまうとしかいいようがありません。これを作られるまでの試行錯誤とか、商品化のサンプルはどうしたかとか、ラブドールを購入した人のドラマとか。
後日、自分のと比べてどうかという当然誰でも思いつく質問をされましたが、やはり表立って見える胸に色々な形があるように、そこにもいろいろな違いがあるのでしょうね。でも形状的に奥まってるものは、机にずらっと並べてみないとわからないじゃないですか。わかりたくないってところでしょうか。
まあ、ラブドールも人体をそのまま型どったらしいですし、奥まったものもデータ化されると(もうされているのかもしれませんが)怖いなあというのが正直な気持ちですね(笑)

展示会でラブドールそのものの素晴らしさとこれからの進化にも興味が益々沸いてきますが、プライベートで、お仕事で、趣味で活用されている方の物語も表立ってないだけに非常に興味あるところです。
こんな活用され方をしているという情報がおありでしたら教えていただけると有難いです。

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